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競艇のチルトとは — 角度で何が変わる?跳ね上げ(伸び型)の見抜き方

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最終更新: 2026-09-06|数値は公式公開データの当サイト集計

チルトはモーターの取付角度のことで、下げると出足・回り足型、上げると伸び型になる。大半の選手は最小角度(-0.5度)か0度の安定重視。たまに現れる「跳ね上げ」は直線一発狙いのサインで、まくりに警戒したい。角度は直前情報で公開されるので、展示タイムとセットで予想に必要な分だけ整理する。さらにこの記事では、2016年からの344万艇を集計して「跳ね上げ艇が実際にどうなっているか」を展示進入コース別に確かめる。

📌 この記事の要点
  • チルト=モーターの取付角度。下げると出足・回り足型、上げると伸び型になる
  • 2.0度以上の跳ね上げは11年で6,661艇=全体の0.1936%。およそ520艇に1艇の希少事象
  • 全体の1着率は15.90%対16.75%で差がないように見える。展示進入コース別に割ると景色が変わる(6コース11.46%対2.24%、n=4,502)
  • 選手・枠番・展示進入コースを揃えても1着率は約2.05倍(95%CI 1.91〜2.20)。ただし差の約半分は「誰が乗っているか」
  • モーター2連率の差は+0.69pp(選手単位で数え直すと0と区別できない)。見るべきは展示タイムと展示の進入コース

チルトとは:モーターの取付角度

チルトはモーターをボートに取り付ける角度のことです。角度を変えるとプロペラが水を掴む向きが変わり、艇の性格が変化します。

下げる(マイナス側)と艇が水面に押し付けられ、出足・回り足重視の安定型に。上げる(プラス側)と艇が浮き気味になり、抵抗が減って直線の伸び重視になります。使える角度の範囲は会場によって異なります。

ほとんどの選手は「下げ」を選ぶ

現代のレースでは、大半の選手が最小角度の-0.5度か0度を選びます。スタートからターンまで総合力で戦うには、出足・回り足型のほうが有利だからです。

だからこそ、出走表でチルトを上げている艇は目立ちます。ターン戦を捨ててでも直線の伸びに賭ける。つまりまくり一発を狙っているサインとして読めます。

買い方への影響

チルト跳ね上げ艇は「来るか来ないか」の極端な存在です。決まれば高配当の使者、外せば大敗、という性格を踏まえて、本線とは別に穴目として絡めるのが現実的な扱い方です。

伸びが本当に付いているかは展示航走の直線(展示タイム)で確認できます。チルト上げ×展示タイム上位なら警戒度を一段上げ、モーター2連率もあわせてチェックしてください。

例:普段-0.5度のその艇が今日だけチルトを上げ、展示タイムも6艇トップ。本線(1号艇の逃げ)は崩さずに、3連単の2・3着づけや、頭固定の相手にこの艇を1枚足す。当たれば配当が伸び、来なくても本線は生きる形で穴を狙うなら絡め方を工夫するのが定石です。

11年のデータで見た「チルト2.0度以上」

ここから先は、2016年から2026年9月4日までの全出走344万1,072艇(2026年9月4日朝の集計時点。本サイトが保持する出走データで、以下この記事の数字はすべて同じ母集団)を集計した結果です。チルトの角度は出走データに残るので、跳ね上げが実際どれくらい珍しく、その後どうなったのかを後から数え直せます。

チルトを2.0度以上まで上げた艇は、この11年で6,661艇。全体に占める割合は0.1936%で、およそ520艇に1艇。6艇立てで数えれば約86レースに1回しか出会わない事象です。「たまに現れる」という表現は、感覚ではなくこの桁のことを指しています。

角度別の内訳を見ると、-0.5度と0度で全体の96.8%を占めます。面白いのは跳ね上げ側の形で、2.0度が2,542艇なのに対して3.0度が4,008艇と上限側のほうが多いこと。跳ね上げるなら中途半端にせず使える上限まで振り切る、という使われ方が読み取れます(使用可能な角度の上限は会場によって異なります)。

そして跳ね上げ艇は枠番どおりに進入するとは限りません。枠なりで入った割合はチルト2.0度以上が64.4%(95%CI 63.3〜65.6、n=6,659)、2.0度未満が89.7%(同 89.63〜89.70、n=343万2,573)。跳ね上げは伸び型に振るだけでなく、外から攻めに行くという意思表示とセットで現れています。

なお跳ね上げの使用は増えています。2016年は281艇(その年の0.107%)でしたが、2025年は1,542艇(0.469%)。10年で約4.4倍になりました。昔の「めったに見ない」感覚のままだと、遭遇率を読み違えます。

📊 チルト角度別の艇数(2016-2026・全344万1,072艇)
チルト角度艇数全体に占める割合
-0.5度2,499,02772.62%
0.0度831,37924.16%
0.5度85,6572.489%
1.0度14,4870.421%
1.5度3,3280.097%
2.0度2,5420.074%
2.5度1110.003%
3.0度4,0080.116%
※ チルト値が記録されていない533艇は除外。
※ 2.0度以上の合計が6,661艇(0.1936%)。2.0度より3.0度のほうが多い。

進入コース別に見ないと、何も見えない

ここが、この記事でいちばん伝えたい話です。

跳ね上げ艇の1着率を全体でひとまとめに計算すると、15.90%(95%CI 15.04〜16.80、n=6,659)。対する2.0度未満の艇は16.75%(同 16.71〜16.79、n=343万2,573)。跳ね上げ艇のほうがわずかに低い。この数字だけ見れば「チルトを上げても意味がない」で話が終わってしまいます。

しかしこれは比べているものが違うだけです。跳ね上げ艇の展示進入コースの内訳は、6コースが67.6%、5コースが19.3%。つまり約87%が外の2コース分に集中しています。一方の通常艇は各コースにほぼ均等(各16.7%前後)で散っています。外から攻める艇ばかりの集団と、内も外も含む集団を比べれば、前者の1着率が低く出るのは当たり前です。

そこで同じ展示進入コースどうしで比べ直すと、景色が反転します。6コース進入の跳ね上げ艇は11.46%(n=4,502)、同じ6コース進入の通常艇は2.24%。約5.1倍です。5コースで3.5倍、4コースで3.1倍、3コースで2.4倍。内寄りになるほど倍率は下がり、1コース(n=53)では差があるとは言えません。

ただしこの倍率は、まだそのまま受け取れません。「跳ね上げる選手」は限られた顔ぶれで、その多くが外から攻める専門家だからです。そこで交絡を段階的に潰していくと、展示進入コースだけを揃えた段階で3.52倍、枠番も揃えると3.04倍、さらに同じ選手どうしまで揃えると2.05倍(95%CI 1.91〜2.20、層1,273・該当6,499艇・対照19万416艇)まで落ちます。

落ち方そのものが結論です。見かけの差の約半分は「誰が乗っているか」で説明がつく。それでも選手を揃えたうえで約2.05倍が残る、というのが11年のデータから言える範囲です。なおこれは「チルトを上げれば勝てる」という因果ではありません。外から一発を狙える手応えがある日に角度を上げている、という順序も同じデータで説明がつきます。

📊 展示進入コース別の1着率(2016-2026・チルト2.0度以上 vs 同じコースの通常艇)
展示進入該当nチルト2.0度以上同コースの通常艇比
1コース5350.94%54.42%0.94倍
2コース11621.55%14.64%1.47倍
3コース18030.56%12.52%2.44倍
4コース52232.76%10.60%3.09倍
5コース1,28620.61%5.91%3.49倍
6コース4,50211.46%2.24%5.11倍
(全コース合算)6,65915.90%16.75%0.95倍
※ 「同コースの通常艇」=チルト2.0度未満で同じ展示進入コースに入った艇(各コース約56〜57万艇)。
※ この「比」は選手の偏りを調整していない生の比。跳ね上げる選手の顔ぶれまで揃えると全体で約2.05倍まで下がる(本文参照)。
※ 最下行が「合算すると差が消える」状態。跳ね上げ艇の87%が5〜6コースに偏っているため、 コース構成の違いがそのまま合算値に出ている(シンプソンのパラドックス)。
※ 1コースはn=53しかなく、ここに差があるともないとも言えない。

チルトを上げる常連たち

跳ね上げは全員が使う道具ではありません。11年で2.0度以上を使ったことがあるのは416人。そのうち149人は生涯1本だけ、341人が10本未満です。一方で上位10人だけで全6,659艇の46.4%、上位35人で75.1%を占めます。つまり跳ね上げはごく一部の選手の看板技として使われている道具です。

下の表は、11年で30本以上跳ね上げた35人全員です。「対照」は、その選手が跳ね上げたときの枠番と展示進入コースの構成をそのまま再現して計算した通常艇(チルト2.0度未満)の1着率。6コースばかり走る選手なら対照も6コース基準になるので、「外を走ったから低いだけ」を差し引いた比較になります。

★を付けた24人は、95%信頼区間の下限が対照を上回っている選手です。逆に対照を下回って見える選手も4人います(黒柳浩孝・和田兼輔・松浦努・有田岳)。10本以上に広げれば下回って見える選手は12人になりますが、信頼区間が完全に対照を下回る選手は一人もいません。「この選手は跳ね上げると駄目」と言い切れるデータは、実は存在しないということです。

先に断っておくと、この表は過去11年の記録であって、次のレースの予測ではありません。高い数字が並ぶのは「跳ね上げが上手い人だけが使い続けた」選抜の結果でもあります。名簿として使う前に、表のすぐ下の2つの見出しまで読んでください。

📋 チルト2.0度以上を30本以上使った35人(2016-2026)
選手n1着率95%CI対照差直近該当年
★笠置博之17633.52%26.97〜40.787.18%+26.3pp2026
★中辻崇人4531.11%19.53〜45.666.12%+25.0pp2026
★菅章哉56331.08%27.40〜35.025.87%+25.2pp2026
★佐藤大佑14427.78%21.11〜35.6014.90%+12.9pp2026
★藤山翔大20224.26%18.86〜30.6110.17%+14.1pp2026
★三井所尊春4223.81%13.48〜38.534.89%+18.9pp2022
★向井田直弥3823.68%12.99〜39.214.51%+19.2pp2026
★堀之内紀代子16921.89%16.32〜28.715.69%+16.2pp2026
★香川颯太5721.05%12.47〜33.295.32%+15.7pp2026
★酒井俊弘20920.57%15.65〜26.564.70%+15.9pp2026
★田上凜7619.74%12.34〜30.049.36%+10.4pp2026
★澤大介62817.99%15.19〜21.193.21%+14.8pp2025
★阿波勝哉25117.93%13.68〜23.153.01%+14.9pp2026
★杉山勝匡11516.52%10.84〜24.375.28%+11.2pp2026
★下出卓矢32916.41%12.80〜20.804.32%+12.1pp2026
★寺島吉彦4316.28%8.12〜29.974.71%+11.6pp2026
★伏田裕隆24314.40%10.54〜19.374.74%+9.7pp2026
★仲道大輔7313.70%7.61〜23.415.77%+7.9pp2026
★重富伸也29712.79%9.47〜17.074.69%+8.1pp2026
★平田忠則5812.07%5.97〜22.884.18%+7.9pp2026
佐藤謙史朗3411.76%4.67〜26.626.59%+5.2pp2026
★佐藤悠16911.24%7.32〜16.893.67%+7.6pp2026
黒柳浩孝4010.00%3.96〜23.0510.91%-0.9pp2026
田中宏樹1419.93%6.01〜15.987.25%+2.7pp2025
★金田智博1709.41%5.88〜14.745.09%+4.3pp2026
矢後剛718.45%3.93〜17.245.04%+3.4pp2024
柴田大輔738.22%3.82〜16.794.98%+3.2pp2026
眞鳥康太1027.84%4.03〜14.725.59%+2.3pp2026
★岡暢祐527.69%3.03〜18.172.61%+5.1pp2026
山本兼士407.50%2.58〜19.864.54%+3.0pp2026
★高倉孝太1907.37%4.44〜11.994.33%+3.0pp2026
垂水悠316.45%1.79〜20.724.36%+2.1pp2025
和田兼輔382.63%0.47〜13.493.75%-1.1pp2023
松浦努432.33%0.41〜12.063.37%-1.1pp2018
有田岳492.04%0.36〜10.694.97%-2.9pp2020
※ 「対照」=その選手が跳ね上げたときの枠番×展示進入コースの構成で重み付けした、 チルト2.0度未満の全艇の1着率。外を走った不利はここで差し引いてある。
※ ★=95%信頼区間の下限が対照を上回る24人。区間が完全に対照を下回る選手は0人。
※ 直近該当年が2024年以前の5人(三井所尊春・和田兼輔・矢後剛・有田岳・松浦努)は、 最近この使い方をしていない。
📊 使用本数の帯ごとに見た成績(=選抜バイアスの正体)
使用本数選手数艇数1着率対照差うち対照以下
1〜4本256人4265.63%4.62%+1.0pp232人
5〜9本85人5919.81%4.91%+4.9pp51人
10〜29本40人64112.95%5.09%+7.9pp8人
30本以上35人5,00117.88%5.37%+12.5pp4人
※ 使う人ほど成績が良い。裏を返せば「上位だけ並べた表」は必ず良く見える。 上の35人の表も、この選抜を通過した人たちの表である。

「よく使う人ほど成績が良い」は選抜バイアス

使用本数の帯で切ると、1〜4本の256人は1着率5.63%で、対照4.62%を+1.0pp上回るだけ(n=426で、この差は誤差の範囲を出ません)。5〜9本で+4.9pp、10〜29本で+7.9pp、30本以上で+12.5ppと、使う人ほどきれいに成績が上がります。これは「跳ね上げが上手い人だけが使い続ける」結果であって、跳ね上げそのものの効果ではありません。だからこそ上の35人の表は選抜を通過した人だけの表であり、そのまま「跳ね上げ艇はこれくらい来る」と読むと必ず過大評価になります。実際、10本以上使った75人のうち、対照を明確に上回ると言えるのは40人にとどまります。

群としては持ち越せる。個人では20pp単位で振れる

この表はすべて過去の記録であって、次のレースの予測ではありません。どこまで将来に持ち越せるかを見るため、各選手の跳ね上げ出走を本人の時系列で前半・後半に二分割し、前半の1着率と後半の1着率を突き合わせました。前後どちらも15本以上ある35人で相関はr=+0.51(p=0.002、95%CI 0.22〜0.72)。足切りを10本・20本・30本に変えても+0.51〜+0.58で、向きは変わりません。前半上位17人はプールした1着率24.81%→21.63%と大きくは崩れず、前半下位17人は10.54%→13.44%と平均に寄りました。つまり群として見れば傾向は実在し、ある程度持ち越されます。ただし持ち越されている中身の大半は「その選手が外から攻める専門家かどうか」で、本人のチルトなし時(同じ枠・同じ展示進入)と比べたチルト固有の上乗せだけに絞ると相関はr=+0.25(p=0.14)まで落ち、持ち越せるとは言えません。個人単位ではさらに危うく、菅章哉(281本→282本で29.18%→32.98%)や澤大介(314本→314本で19.43%→16.56%)のように数百本ある選手が数pp内に収まる一方、向井田直弥(19本→19本で36.84%→10.53%)や堀之内紀代子(84本→85本で32.14%→11.76%)のように前後で20pp以上動く選手もいます。この表は選手の看板を知るための資料であって、次の1レースの根拠にはなりません。

モーターの数字より、当日の展示

「跳ね上げが決まる艇は、そもそもモーターが良いのでは?」という疑問は、もっともです。選手・枠番・展示進入コースを揃えた比較(該当6,499艇 vs 対照19万416艇)でモーター2連率の差を測ると+0.69pp。ただしこの6,659艇は実質412人の選手から出ているので、選手単位で数え直すと95%CIは -0.20〜+1.58となり、0と区別できません。仮に上限いっぱいだったとしても、2連率の平均が32%台であることを思えば実務的にはほぼ無視できる大きさです。

一方、同じレースの他艇と比べた展示の数字にははっきり差が出ます。跳ね上げ艇の展示タイムは同じレースの他艇より0.110秒速く(95%CI 0.108〜0.112、6,585レース)、展示STは0.010秒早い(同 0.006〜0.013、6,582レース)。単純に全体平均で比べると展示タイムは6.687秒 vs 6.809秒、展示STは0.061 vs 0.081とさらに大きく見えますが、この単純比較には会場・季節・水面の違いが混ざります。同一レース内で比べた前者のほうが信頼できる数字です。

ここから言えるのは順序の話までです。跳ね上げ艇を見分けるのに、モーターの数字よりも当日の展示の伸びのほうが情報量がある。そこまでは言えます。「チルトを上げたから展示タイムが速くなった」という因果は、このデータでは主張できません。角度を上げれば直線は伸びやすい一方、そもそも伸び自慢の機力を引いた選手が上げている可能性も同じだけ残るからです(モーターと選手のどちらが効くかも参照)。

枠番ではなく、展示の進入コースで見る

ここまでずっと「展示進入コース別」で話してきたのには理由があります。跳ね上げ艇は枠番どおりに進入するとは限らないので、枠番で語ると評価を外すからです。

本番の進入順と突き合わせられた跳ね上げ艇6,597艇で調べると、スタート展示の進入コース=本番の進入コースだった割合は94.3%。対して枠番=本番の進入コースは64.4%にとどまります。全艇平均だと前者が93.7%(n=340万7,887)、後者が88.7%なので、跳ね上げ艇でだけ枠番の当てにならなさが際立つという形です。枠なり率が64.4%だったことを、別の角度から見た同じ話になります。

実務としては、「6号艇だから外」ではなく「スタート展示で実際に何コースに入ったか」を見てください。跳ね上げた6号艇が展示で4コースまで動いていれば、上の表の見方も6コース(11.46%)ではなく4コース(32.76%、n=522)の行に変わります。同じ艇でも読み方がまるごと入れ替わる、という意味です。

チェックの順番:①直前情報でチルトの角度を確認 → ②スタート展示で実際の進入コースを確認 → ③展示タイムが同じレースの中で上位か確認。この3つが揃ったときだけ、本線を崩さずに穴目として一枚足す、というのが、11年のデータと矛盾しない扱い方です。

よくある質問

チルトの数字はどこで確認できますか?

レース直前の直前情報で公開されます。展示航走の結果とセットで確認するのが基本です。

チルトを上げると速くなるのですか?

直線の伸びは良くなりますが、出足・回り足が犠牲になります。総合力では不利になるため、大半の選手は下げを選びます。

跳ね上げの艇は買うべきですか?

本線にするのはリスクが大きい一方、決まれば高配当です。展示の伸びを確認したうえで、押さえに一枚足すくらいがちょうどいい塩梅です。

チルト2.0度以上はどれくらい珍しいですか?

2016年からの344万1,072艇のうち6,661艇=0.1936%でした。およそ520艇に1艇、6艇立てなら約86レースに1回の割合です。ただし使用は増えており、2016年の281艇に対して2025年は1,542艇と約4.4倍になっています。

チルトを上げた艇は勝ちやすいのですか?

全体の1着率で比べると15.90%(n=6,659)対16.75%で、むしろ低く見えます。ただしこれは跳ね上げ艇の87%が5〜6コース進入に偏っているためで、同じ展示進入コースどうしで比べると6コースで11.46%対2.24%と逆転します。選手・枠番・進入をすべて揃えた比較では約2.05倍(95%CI 1.91〜2.20)。ただしこれは「上げれば勝てる」という因果ではなく、外から一発を狙える手応えがある日に上げている、という順序も同じデータで説明がつきます。

ここまで読めば、最新レースの数字も別の角度から見えてくるはず。

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